写真同じです
緯糸にはぜんまいと真綿を手引きして紡いだ薄茶色の糸を、経糸にはやや太めの絹の糸を使って手織りされた、自然布的な味わい深さのある素敵な無地の八寸名古屋帯です。
生地の端切れの布にはその糸のサンプルが付けられていますが、ぜんまいの綿はあの小さなくるんとしたぜんまいの先からほんの少しだけ採れるもので、それをこういった織物に仕上げるためにはどれほどの手間と時間がかかるのでしょうと改めて思ってしまいます。
商標には紗織となっていますが、しっかりとした手織りで織り出されていて、ぜんまいの厚みもあり、それほどの強い透け感もありませんので、単衣の時期から夏のかかり、そして晩夏からまた秋単衣の頃まで、長くお使いいただけるのではないかと思います。
こちらの帯ですと、お洒落着的な紬類のお着物と合わせてお召しになると良いと思います。
結城紬や大島紬、塩沢お召などの絣柄の紬類のお着物と合わされたり、格子や縞模様などの紬のお着物と合わされたり、初夏には夏紬のお着物と合わされたりすると良いと思います。
また、久留米絣や弓浜絣などのお着物や、長板染などの木綿のお着物と合わされるのも良いのではないでしょうか。
軽快に装われて、お友達とのイベントにお出かけされるのも楽しいですね。
軽くて張りがあり、締めやすくお使いいただきやすいことと思います。
お使いになるほどに味わいが増して愛着の湧くような、自然布の魅力に溢れた大変おすすめの一点です。
未着用品。
亜麻色「和色大辞典 #ccbca3」
をご参照下さい。
▼▼▼帯とご一緒にガード加工がオススメです!▼▼▼